第78回


(第78回)「禅」を知りたい ── 言葉を超えた心の教えと日本の禅

平成29年3月10日(金)18:00~20:45 よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)
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経典もいらない、お寺もいらない、仏像も不要。
ただ、釈迦の姿に戻れ──
そうして中国で始まった「禅」の教えは権力とは無縁のところで育まれ、
やがて日本にやってきた。
栄西が臨済宗を開き、道元が曹洞宗を開いた鎌倉時代以降、
禅の思想と文化は日本に深く根づいていく。
禅宗建築や書画、茶道などの禅文化に触れることは容易だが、
禅の精神そのものを知るのは難しい。仏は自分の中にある、とはどういうこと?
日本の禅のあゆみとともに、禅の本質に迫る。

伊吹敦先生には、中国における禅の誕生と日本に受け入れられた禅のありようについて、安永祖堂先生には、禅とは何か、そして日々の暮らしにどう活かすのか、今に活きる禅についてお話しいただきます。

講師

伊吹敦(いぶき・あつし 東洋大学教授)
1959年愛知県生まれ。早稲田大学卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員、東洋大学講師・助教授等を経て、現職。その間、早稲田大学、東京大学、東北大学等でも教鞭を執る。専門は中国仏教と禅で、中国の初期禅宗の研究を通して「禅」の本来の姿にアプローチする。主な著書に『禅の歴史』(法蔵館)、翻訳に印順著『中国禅宗史──禅思想の誕生』(山喜房佛書林)、ジョセフ・A・アドラー著『中国の宗教』(春秋社)などがある。

安永祖堂(やすなが・そどう 花園大学教授)
1956年愛媛県生まれ。花園大学文学部卒業。天龍寺管長平田精耕老大師のもとで修行。2002年より花園大学教授。天龍寺国際禅堂師家、大阪の松雲寺住職。研究分野は禅の言語観、またカトリックなど異なる宗教との交流について。わかりやすい言葉で禅の教えを普及する活動も多い。主な著書に、『禅ぜんZEN』 (禅文化研究所)、『笑う禅僧 「公案」と悟り』(講談社現代新書)、『近・現代臨済禅僧逸事・禅話集成』(全5巻 四季社)などがある。

開催日時 平成29年3月10日(金)
開場17:00 開演18:00(20:45終了予定)
会場 よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)
JR・地下鉄有楽町線有楽町駅より徒歩1分
定員 1,100人
参加費用 1,000円(税込)。当日お支払いいただきます。
申込締切日 平成29年2月1日(水)必着
お申込方法 通常はがきに、参加される方の
郵便番号・住所・氏名(フリガナ)・年齢・電話番号
を明記の上、下記にお申し込みください。
(1枚につき2人までご応募いただけます。
その際は必ず上記事項を2人分ご記入下さい)
〒108-0075 東京都港区港南2-1-95 JR東海品川ビルB棟7F
JR東海エージェンシー内 「講座 歴史の歩き方」事務局Z係
※定員を超えた場合は抽選。参加いただく方には入場整理券をお送りいたします。
主催 公益財団法人JR東海生涯学習財団
後援 京都市
協賛 東海旅客鉄道株式会社
企画・運営 株式会社ジェイアール東海エージェンシー
お問い合わせ 「講座 歴史の歩き方」事務局 Tel. 03-6688-7884
講座ホームページ https://www.jrtf.or.jp/history/