第79回


(第79回)私の好きな『伊勢物語』 ── 想いを和歌で伝えよう

平成29年6月2日(金)18:00~20:45 よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)
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恋に落ちたら、まず何をする?
古代の人は想いをすぐ「和歌」に託した。恋しくて詠んで、逢えても詠んで、別れても詠んで。
在原業平という貴公子の一代記というかたちをとった『伊勢物語』は、
恋に生きた男が詠んだ歌から生まれた物語。
ままならぬ恋、ままならぬ人生を歌に託した125段の珠玉の語りは、
平安時代の物語や和歌に大きな影響を及ぼした。
歌に生かされる──そんな王朝の理想そのものである『伊勢物語』。
平安びとと同じく、私たちもあこがれ、語り継ぐ人となる。

山本登朗氏には、『伊勢物語』の成り立ちと、和歌が作り出すその作品世界のさまざまな魅力について、 高田祐彦氏には、いかに『伊勢物語』が愛され、平安文学を豊かなものへと導いたのか、それぞれお話しいただきます。

講師

山本登朗(やまもと・とくろう 関西大学教授)
1949年大阪府生まれ。京都大学卒業、同大学院文学研究科博士課程修了。京都光華女子大学助教授、教授を経て、現職。専門は中古文学。和歌、漢詩、物語など幅広い分野を比較文学的視点で考察し、特に『伊勢物語』は享受史、注釈史、そして多角的な読みの可能性を探究する。著書に『伊勢物語論──文体、主題、享受』(笠間書院)、『伊勢物語成立と享受』(竹林舎)、『絵で読む伊勢物語』(和泉書院)などがある。

高田祐彦(たかだ・ひろひこ 青山学院大学教授)
1959年東京都生まれ。東京大学卒業、同大学院人文科学研究科博士課程退学。東京大学助手、神戸大学助教授を経て、現職。博士(文学)(東京大学)。専門は平安文学。和歌と物語文学の表現の関係や平安時代の叙情的表現などを研究する。主な著書に『源氏物語の文学史』(東京大学出版会)、『新版 古今和歌集』(角川ソフィア文庫)、共著に『人生をひもとく 日本の古典』(全6巻「からだ」「はたらく」「つながる」「たたかう」「いのる」「死ぬ」岩波書店)、『日本文学の表現機構』(岩波書店)などがある。

開催日時 平成29年6月2日(金)
開場17:00 開演18:00(20:45終了予定)
会場 よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)
JR・地下鉄有楽町線有楽町駅より徒歩1分
定員 1,100人
参加費用 1,000円(税込)。当日お支払いいただきます。
申込締切日 平成29年4月24日(月)必着
お申込方法 通常はがきに、参加される方の
郵便番号・住所・氏名(フリガナ)・年齢・電話番号
を明記の上、下記にお申し込みください。
(1枚につき2人までご応募いただけます。
その際は必ず上記事項を2人分ご記入下さい)
〒108-0075 東京都港区港南2-1-95 JR東海品川ビルB棟7F
JR東海エージェンシー内 「講座 歴史の歩き方」事務局Z係
※定員を超えた場合は抽選。参加いただく方には入場整理券をお送りいたします。
主催 公益財団法人JR東海生涯学習財団
後援 京都市
協賛 東海旅客鉄道株式会社
企画・運営 株式会社ジェイアール東海エージェンシー
お問い合わせ 「講座 歴史の歩き方」事務局 Tel. 03-6688-7884
講座ホームページ https://www.jrtf.or.jp/history/