第84回


(第84回) 明智光秀とガラシャ ── 〈本能寺の変〉を巡る人々の運命を追う

2019年11月2日(土)13:00~15:50 よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)
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「至極妥当、かつ幸せな結婚になるだろう」
織田信長はそう言って、細川藤孝の子・忠興と、明智光秀の娘・玉子(ガラシャ)を結びつけた。主君のお膳立てによる16歳同士の夫婦の門出を見つめる両家は、「家門の面目」として喜んだ。
しかし玉子は父の光秀が起こした「本能寺の変」によって幽閉され、夫が出陣した「関ヶ原の戦」によって自刃。男たちの論理で、玉子は命を散らす。戦国の世に、もっとも重んじられたものは何か── 玉子の人生を狂わせた「本能寺の変」の最新研究と、その後の玉子の数奇な運命をたどり、私たちの価値観では推し量れない戦国時代の精神に迫る。

藤田達生先生には、史料を精査することから見えてくる「本能寺の変」の実像について、田端泰子先生には、キリスト教の洗礼を受けた細川ガラシャが波乱の人生に求めたものについて、それぞれお話しいただきます。

講師

藤田達生(ふじた・たつお) 三重大学教授
1958年愛媛県生まれ。愛媛大学卒業、神戸大学大学院博士課程修了。博士(学術)(神戸大学)。三重大学助教授等を経て現職。専門は日本中世における地域的権力や、日本近世国家成立史など。主な著書に『織田信長──近代の胎動』(山川出版社)、『天下統一──信長と秀吉が成し遂げた「革命」』『藩とは何か』(中公新書)、『証言 本能寺の変──史料で読む戦国史』(八木書店)、『謎とき本能寺の変』(講談社現代新書)、『本能寺の変の群像──中世と近世の相剋』(雄山閣出版)、『本能寺の変』(講談社学術文庫)などがある。

田端泰子(たばた・やすこ) 京都橘大学名誉教授
1941年兵庫県生まれ。京都大学文学部卒業、同大学院博士課程単位取得満期退学。博士(文学)(京都大学)。京都橘大学教授、学長を歴任。専門は日本中世史・女性史。日本の中世社会を女性史の視点で捉え直す。主な著書に、『北政所おね──大坂の事は、ことの葉もなし』『細川ガラシャ──散りぬべき時知りてこそ』(ミネルヴァ書房)、『日本中世の村落・女性・社会』『乳母の力──歴史を支えた女たち』『室町将軍の御台所──日野康子・重子・富子』(吉川弘文館)、『山内一豊と千代──戦国武士の家族像』(岩波新書)などがある。

開催日時 2019年11月2日(土)
開場12:00 開演13:00(15:50終了予定)
会場 よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)
JR・地下鉄有楽町線有楽町駅より徒歩1分
定員 1,100人
参加費用 1,000円(税込)。当日お支払いいただきます。
申込締切日 2019年9月11日(水)必着
お申込方法 通常はがき(62円)に必要事項(郵便番号・住所・氏名〈フリガナ〉・生年月日・電話番号)を明記の上、下記にお申し込みください。(2人までお申し込みできますが、その場合、必要事項を必ず2人分明記してください)
  〒100-8692 日本郵便株式会社 銀座郵便局 郵便私書箱第663号(D)
         第83回「講座 歴史の歩き方」事務局 Z係
※募集人数を超えた場合は抽選、結果は応募者全員に通知いたします。(10月中旬頃)
主催 公益財団法人JR東海生涯学習財団
後援 京都市
協賛 東海旅客鉄道株式会社
企画・運営 株式会社ジェイアール東海エージェンシー
お問い合わせ 「講座 歴史の歩き方」事務局
Tel. 03-6861- 8255 (平日 午前10時~12時/午後1時~5時半)