第85回


開催を延期しておりました、第85回「講座歴史の歩き方」〈空海と最澄 ─日本仏教の成立を導いた開祖たちの真実-〉ですが、2020年11月7日に開催することといたしました。

*新型コロナウィルスの感染症拡散防止のため、マスク着用、消毒液の設置等の対策をとらせていただきます。
*新型コロナウィルス感染症の状況によりましては中止させていただく場合がございます。

(第85回) 空海と最澄 ── 日本仏教の成立を導いた開祖たちの真実

2020年11月7日(土)13:00~15:50 よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)  

平安時代の初めに、時を同じくして登場した空海と最澄。
二人は朝廷の要請を受け、新しい「呪力」を得るために唐へと向かう。
しかし帰国した彼らが目指す「仏教」には大きな違いがあった。
ともに国家仏教の理想を求めて交流するものの、やがて二人は異なる道を歩み始める──
一方、彼らの活動は南都仏教界に大きな刺激を与え、日本仏教は新たな地平を開いていく。
仏教が伝来して約300年、日本仏教の最初の完成を主導した空海と最澄の、
軌跡と思想をいま新たな角度から見つめる。

曾根正人先生には、空海と最澄の親交・決別の背景と、二人が主導した最初の日本仏教成立について、
蓑輪顕量先生には、空海、最澄それぞれの密教と、その後の平安仏教の展開についてお話しいただきます。

講師

曾根正人(そね・まさと) 就実大学名誉教授
1955年埼玉県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。就実大学教授を2020年3月に定年退職。専門は日本古代仏教史。主な著書に『古代仏教界と王朝社会』『聖徳太子と飛鳥仏教』(吉川弘文館)、『空海──日本密教を改革した遍歴行者』(山川出版社)などがある。

蓑輪顕量(みのわ・けんりょう) 東京大学教授
1960年千葉県生まれ。東京大学文学部インド哲学学科卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。愛知学院大学教授を経て、現職。僧侶。専門は仏教思想史、日本仏教、東アジアにおける瞑想の研究。主な著書に『仏教瞑想論』『日本仏教史』(春秋社)、編著に『事典 日本の仏教』(吉川弘文館)などがある。

開催日時 2020年11月7日(土)
開場11:30 開演13:00(15:50終了予定)
会場 よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)
JR・地下鉄有楽町線有楽町駅より徒歩1分
定員 550人
参加費用 1,000円(税込)。当日お支払いいただきます。
申込締切日 2020年9月3日(木)必着
お申込方法 はがき(63円)に必要事項(郵便番号・住所・氏名〈フリガナ〉・年齢・電話番号)を明記の上、下記にお申し込みください。(2人までお申し込みできますが、その場合、必要事項を必ず2人分ご明記ください)
  〒100-8692 日本郵便株式会社 銀座郵便局 郵便私書箱第663号(D)
         第85回「講座 歴史の歩き方」事務局 Z係
※募集人数を超えた場合は抽選、結果は応募者全員に通知いたします。
主催 公益財団法人JR東海生涯学習財団
後援 京都市
協賛 東海旅客鉄道株式会社
企画・運営 株式会社ジェイアール東海エージェンシー
お問い合わせ 「講座 歴史の歩き方」事務局
Tel. 03-6861- 8255 (平日 午前10時~12時/午後1時~5時半)