第87回


*新型コロナウィルスの感染症拡散防止のため、マスク着用、消毒液の設置等の対策をとらせていただきます。
*新型コロナウィルス感染症の状況によりましては中止、または募集人数を半分にさせていただく場合がございます。

(第87回) 「武者ノ世」がやってきた-後鳥羽院、王朝文化の美しき残照-

2022年11月13日(日)13:00~15:55 有楽町よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)  

 

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源平の争乱の中で「神器なき即位」を行った後鳥羽天皇。
王朝の危機を肌で感じていたからこそ、その文化にこだわり、稀代の『新古今和歌集』を編み出す。
しかしその後、北条義時追討の「承久の乱」を引き起こし、敗者として隠岐へ──
時代は決定的に「武者ノ世」へと移っていった。
後鳥羽院の苛烈な人生を通して、公武の転換期と、王朝文化の最後の光芒を見つめる。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を務める坂井孝一氏には、後鳥羽院はなぜ承久の乱へと突き進んだのか、なぜ敗北を喫したのか、吉野朋美氏には、王朝文化の掉尾に強い輝きを放った後鳥羽院とその周辺の文化・文学活動について、それぞれお話しいただきます。 また、この講座にまつわる史跡案内として京都府観光連盟制作の「京都から見つめる北条義時の生きた時代」 も上映します。

講師

坂井孝一(さかい・こういち) 創価大学教授
1958年東京都生まれ。東京大学卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(文学)(東京大学)。専門は日本中 世史。主な著書に『曽我物語の真実と虚構(歴史文化ライブラリー)』『源頼朝と鎌倉』(以上、吉川弘文館)、『源実朝 「東国の王 権」を夢見た将軍』(講談社選書メチエ)、『承久の乱──真の「武者の世」を告げる大乱』(中公新書)、『源氏将軍断絶 なぜ頼朝 の血は三代で途絶えたのか』(PHP新書)、『鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか』(NHK出版新書)、『考証  鎌倉殿をめぐる人々』(NHK出版新書)などがある。愛猫家。

吉野朋美(よしの・ともみ) 中央大学教授
1970年東京都生まれ。聖心女子大学卒業。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得。博士(文学)(東京大学)。専門は中世文学、和歌文学。主な著書に『後鳥羽院(コレクション日本歌人選)』『後鳥羽院とその時代』(以上、笠間書院)、共著書に『堀河院百首和歌(和歌文学大系)』(明治書院)、『俊頼述懐百首(歌合・定数歌全釈叢書)』(風間書房)、『大学生のための文学トレーニング古典編』(三省堂)、『西行全歌集』(岩波文庫)、監修に『まんがで読む万葉集・古今和歌集・新古今和歌集』、『まんがでわかる日本の古典大事典』(以上、学研プラス)などがある。愛犬家。

開催日時 2022年11月13日(日)
開場12:00 開演13:00(15:55終了予定)
会場 有楽町よみうりホール(東京都千代田区有楽町1-11-1)
JR・地下鉄有楽町線有楽町駅より徒歩1分
定員 1,100人
参加費用 1,000円(税込)。当日お支払いいただきます。
申込締切日 2022年9月22日(木)必着
お申込方法 はがき(63円)に必要事項(郵便番号・住所・氏名〈フリガナ〉・年齢・電話番号)を明記の上、下記にお申し込みください。(2人までお申し込みできますが、その場合、必要事項を必ず2人分ご明記ください)
  〒344-8799 春日部郵便局 郵便私書箱5号
         第87回「講座 歴史の歩き方」事務局 Z係
※募集人数を超えた場合は抽選、結果は応募者全員に通知いたします。
主催 公益財団法人JR東海生涯学習財団
後援 京都府 京都市
協賛 東海旅客鉄道株式会社
企画・運営 株式会社ジェイアール東海エージェンシー
お問い合わせ 「講座 歴史の歩き方」事務局
Tel. 0570-014-015 (平日 午前10時~12時/午後1時~5時半)